食堂侍

あてどなく食堂を彷徨う・・・拙者「食堂侍」でござる

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三十九番、楽園

討ち入りは年も迫った師走の昼である。 市場内のこの食堂では年内の仕事を終えたのか、 はたまた働いちゃいないのか、 様々な漢(おとこ)達がカウンターに並んで、ビール、サワーにホッピー、燗酒、冷酒 はたまた梅のお湯割りを呑み倒している、そんなお昼の1…

三十八番、禁断の品

旅館の板場に食堂くっつけちゃいました!!と言う表現が一番わかりやすいと思われる。旅館も兼ねて経営しているらしい。 さて、ならばここは天ぷらか?はたまたお造りか?と品書きを眺めていると襲いかかるその文字。 ふと目を上げれば、そこにも「あいつ」…

三十七番、妄想列車爆走中

実のところ、以前に一度すでに討ち入り済みではあったが、何となく夜は居酒屋へと変貌しつつ、 地元のよくわからない刺繍の施されたスエット上下で ツッカケの茶パツの夫婦と襟足だけ異常に長い 「狼カット」のガキンチョの家族が 運動会さながらのドンちゃ…

三十六番、おふくろさんよ

神奈川の秘境、無人駅の真横にある知る人ぞ知る食堂。 下調べによれば書き入れ時は母娘二人で切り盛りし、その他はお母さんが一人で店を開けているという。 何たる母娘愛。 何たるアットホーム感。 店内には女性2人。 言われなければ母娘とはわからないが。 …

三十五番、グンマー魂

今回は番外編。 不意に「人気のない県に飛び込んでみたい病」の発作に襲われ群馬県に突撃。 ちなみにここもしかり。 syokudouzamurai.hatenadiary.jp*1 「都道府県魅力度ランキング」にて最下位争いに随時食い込む・・・ 「群馬県」。 (ちなみに上記の茨城県…

三十四番、食堂につられて

カウンター席に湘南乃・・・風。 エグい大きさの「眞露」の横でタオルならぬ水割りのグラスをブンブン振りまわし……… 上がりまくる季節が来た ヤバくなれるのは誰… 俺!俺! 俺!俺!Ole!Ole! Ah 真夏の Jamboree レゲエ<砂浜<<Big Wave !! Ah 悪ノリの …

三十三番、どんぶりでプリーズ

地元に根付いたスーパーの駐車場にあるこの建物を食堂と気づいている人が何人いるのかがだいぶ疑問である。 写真を見るからには確実に「食堂」と認識できるが、立地条件と建物のそのコンパクトさからか一見、 「たこ焼きとか大判焼きとかの軽食を売る店舗」 …

三十二番号、屋号は語らず

「純喫茶」とも言うべき内観。 多少ごちゃごちゃしてるが。 大体「純喫茶」って何だ? 純喫茶(じゅんきっさ)とは酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う「特殊喫茶」に対しての呼称。 (Wikipediaより抜粋) 店…

三十一番、真夜中の遊園地

地元じゃ知らない者はいないと言っていいであろう、老舗ドライブイン。 入り口の「食品サンプル」でテンションダダ上がりである。 豊富な品数と食品サンプルの見学で注文までの時間を多く費やしてしまうのは致し方あるまい。 「食堂の遊園地」と言って過言で…

三十番、テルミー アンサーの巻

きっと待っていたはずなんである。 霧の漂うこの山間の店で、店主はきっと含み笑いをしながら、その『日替わり弁当』の仕込みをしていたはずなんである。 うどん屋を連想させるその内観。 彼はその店内で「日替わり弁当」が客に提供され、皆が一同爆笑の渦に…

二十九番、ランチ・プレートの巻

いかがであろうか? こぢゃれた都会のカッフェで出そうなワンプレートランチと言った趣。*1 それがこの 赤い腹巻き一枚でケツ丸だしで野山を駆けずり回るおかっぱからの頭頂部を剃り上げる というトリッキーかつ独創的なヘアースタイルでなおかつマサカリを…

二十八番、御心に導かれての巻き

*1きっと呼ばれていたんであろう。 仏の御心に....... 導かれたのであろう。 *2 その浄土へと.......。 巨大生物に襲いかかられているようにしか見えない仏様のお導きか、 全く期待などしていなかった町おこしで始めたんであろうコロッケをとりあえず定食で…

二十七番、びっくりハウスの巻

いかがであろうか? 場末の遊園地の「びっくりハウス」を思わせるこの外観。 入り口の分かりづらさもまた一興である。 ここを知ったのはネットだったのだが、外観に惹かれたというよりは載っていた料理の写真全てが、非常に 旨そうには見えなかったために決…

二十六番 クラブ山あいの巻

山間の町の山間にひっそり佇む食堂は山間の人々の集合やら会談やら密談やら蜜会やら悪だくみなんかに使われる事が多いらしい。 おそらくなかなかの広さを持ち、夜は酒類を提供するんであろう.......とドアを開けたら スナックやんっ! もとい クラブやんっ!! …

二十五番、シンプルプランの巻

「老舗食堂」突撃。 蕎麦屋感が.......。 そういえば入り口の戸にそば屋のアノ読めない漢字 「生なんちゃら」 が書いてあったような。 定食は4つ、 なかなかのマニアックなラインナップといと言えよう。 厨房内では3人のおばちゃんが喋りっぱなしで調理した…

二十四番 死闘の巻

食堂破りの旅を続けていると、 食堂の噂はいつのまにやら拙者の耳に そよ風の如く届いて来るのである。 「量がすごい多いって!安いのにっ!」 拙者は震えた....... もちのろん、 武者震いというもの。 大衆食堂の「大盛り」はファミレス、 はたまたチェーン…