食堂侍

あてどなく食堂を彷徨う・・・拙者「食堂侍」でござる

三十二番号、屋号は語らず

「純喫茶」

とも言うべき内観。



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多少ごちゃごちゃしてるが。


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大体「純喫茶」って何だ?




純喫茶(じゅんきっさ)とは

酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う「特殊喫茶」に対しての呼称。
(Wikipediaより抜粋)





店には店主の男性とその妻であろう女性が一人。

接客はしているが、今はカウンターでここ最近の体調不良を同年代の友人かと思われる女性に訴え続けている………






……………………。




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・・・・・・・・・・・・・・。






特殊喫茶である。







店主が鉄パン*1一丁でも



角が生えたようなカッチカチのインディビジュアルなヘアースタイルで*2





赤っい足から火*3をボーボー出して調理する訳でもなく






下條アトム*4にそっくり……なわけでもない。



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*1:鋼鉄のおパンティ

*2:ヘアースタイルでは無いと思われるが

*3:あれはロケット噴射なので調理にはむきません

*4:知らなきゃ調べて

三十一番、真夜中の遊園地

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地元じゃ知らない者はいないと言っていいであろう、老舗ドライブイン。


入り口の食品サンプルでテンションダダ上がりである。



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豊富な品数と食品サンプルの見学で注文までの時間を多く費やしてしまうのは致し方あるまい。







「食堂の遊園地」と言って過言ではない。





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拙者の若かりし頃は


「何時でも開いてる」


がこの店の合言葉。





呑んでベロンベロンのまま夜明けの5時にカツカレーを貪り食らうという



「ノーフューチャーでアナーキーキレンジャー



のような暴挙に出たこともあったのだが、現在は10:00~22:00という至極健全な営業時間となっていた。







あの頃、朝焼けの中、定食をかっ込んでいた



夜更けにおそらく駐車場で寝るんだろうと思われるチューハイを何杯もキメていた



昼時にラーメン、チャーハンをおかずに定食を喰らうフード・ファイターばりの






あのドライバー達は今何処に行ってしまったんだろうか。

三十番、テルミー アンサーの巻

きっと待っていたはずなんである。




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霧の漂うこの山間の店で、店主はきっと含み笑いをしながら、その『日替わり弁当』の仕込みをしていたはずなんである。





うどん屋を連想させるその内観。



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彼はその店内で「日替わり弁当」が客に提供され、皆が一同爆笑の渦に巻き込まれ、かつ咆哮し、そして店主に言葉を投げつける、そんな様を想像して独りほくそ笑んで調理に打ち込んでいたはずなのである。



何故か?



答えはその弁当に




あるのだった..............






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日替わり弁当 1000円








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カレイのあんかけ








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カレー







カレイとカレー







【回答例】

カレイとカレーかよっ!!
(シンプルかつ、春日バリに。)


ダジャレかーいっ!!
(オーソドックス・スタイルで)




カレイさんナマステっ!!
(さらにボケをのせるハイ・テクニックで)



あまりの衝撃に言葉を失い、答えも解らぬまま盗んだバイクで走り出す・・・



42の昼。




結局誰もツッコミの声を上げず答は闇の中.......

 




きっと店主は肩を落としているはず.......






さあ皆さんならどう返す?

二十九番、ランチ・プレートの巻

いかがであろうか?



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こぢゃれた都会のカッフェで出そうなワンプレートランチと言った趣。*1


それがこの
赤い腹巻き一枚でケツ丸だしで野山を駆けずり回るおかっぱからの頭頂部を剃り上げる
というトリッキーかつ独創的なヘアースタイルでなおかつマサカリを振り回しながら
獣を従えるストリーキングな怪力少年
*2
出生の山の麓で食べられるんである。







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これが都会のトレンディ・スポットであればコジャレたカッフェで白金ーゼがちっさい毛玉みたいな犬*3と一緒にテラスでランチでアフタヌーンティーなのでしょうが、

ここの魔界のミステリー・スポット*4であれば褪せたニッカポッカでパツ金元ヤン*5がでっかい岩石みたいな猪*6と一緒にシャベルでファイトでアナコンダスラムなのです。*7




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・・・・・・・・・・・おわり。*8

*1:まさかのピンボケ

*2:金ちゃん

*3:トイなんちゃら

*4:ハミケツ少年のみならず天狗て伝説まで伝わる

*5:頭頂部が黒いプリンみたいな金髪の元やんちゃ少年

*6:マジで出現

*7:全くもって意味不明

*8:「脚注」の使い方憶えて嬉しかっただけ

二十八番、御心に導かれての巻き

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*1

きっと呼ばれていたんであろう。



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仏の御心に.......



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導かれたのであろう。



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*2



その浄土へと.......。







巨大生物に襲いかかられているようにしか見えない
仏様のお導きか、
全く期待などしていなかった町おこしで始めたんであろうコロッケをとりあえず定食で食べようと
何も考えずに入ったお蕎麦屋のコロッケ定食がびっくりするほど美味しかったこの感激を
詩に詠ませていただきます。

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 コロッケが 
 

萎えた昼食


吹き飛ばす



田舎は何故に



すぐかぼちゃ入れ




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何故だ・・・・・

何故田舎の人は何にでもかぼちゃを入れようとする・・・・・

*1:牛久の大仏

*2:アウトレットパークから見える実にシュールな仏の姿

二十七番、びっくりハウスの巻

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いかがであろうか?


場末の遊園地の「びっくりハウス」を思わせるこの外観。


入り口の分かりづらさもまた一興である。



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ここを知ったのはネットだったのだが、外観に惹かれたというよりは載っていた料理の写真全てが、非常に

旨そうには見えなかった

ために決めた。





拙者、「食堂侍」。

人気のないブログと言えどグルメブロガーの端くれ。

あまりに酷いあの写真を拙者が撮り直してやろうではないかといざ参った次第なのである。


料理の写真は色合い、またその露出がキモである。

が、技術的な事は二の次である。



写真とは心の鏡。



己の心を開放し、今まさに食べたいと欲するその被写体から香りが漂ってきそうな写真を収めるべく念じ、撮影をすれば、自ずとその写真は美味しそうに、旨味を語りだすのだ⚫⚫⚫





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あれ?


ちょっとアングルが良くないかと



ボケちゃってんし






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…………。


店の中が暗いからいけないんだと思う。

二十六番 クラブ山あいの巻

山間の町の山間にひっそり佇む食堂は山間の人々の集合やら会談やら密談やら蜜会やら悪だくみなんかに使われる事が多いらしい。


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おそらくなかなかの広さを持ち、夜は酒類を提供するんであろう.......とドアを開けたら




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スナックやんっ!



もとい




ラブやんっ!!


ナイト・クラブですやんっ!


それでもこの品書きのラインナップ。


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「食堂」の名に嘘偽り無しである。



拙者は席につい
ファー深っ!

※注 以降ツッコミどころ満載が故、大きな文字の羅列でそのまんまの事を文にしてしまった筆者の稚拙さと切なさと心強さとをお許しください。


ドリンクメニュー多っ!


ポスター多っ!


カラオケあんのかーいっ!


横の部屋…大広間かーいっ!



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カップリング「泣きぼくろ」って.......




ちなみに飾ってあった賞状の宛名が


「〜信子」



.......


..............




「みっちゃん」じゃねぇのかーいっ!



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ちなみに味の良さに嘘偽りはありませんでした。