食堂侍

あてどなく食堂を彷徨う・・・拙者「食堂侍」でござる

一番、食堂の基本の巻

一、入口は引き戸
    (でもドアでもべつにいい)

一、店主は空いてるテーブルに座ってスポーツ新聞を読んだりタバコを吸ったりしている
   (それでとやかく言うんじゃない。店主なんだから)

一、まれに誰が店員だかわからない
   (給仕してくれる人が近所のおばちゃんだろうが、常連のおっさんだろうが

   ありがたく頂く)

一、麺類寄り、中華寄りな店でも定食があればそれは定食屋
   (「ごはんは無い」と言われたらそれは定食屋とは呼ばない)

一、妙に待たされたり、びっくりするぐらい早くても文句は言わない
   (何かしらの秘密があるはず・・・・まちがえたとか)

一、夜は飲み屋と化す可能性が高い
   (真昼間っからアルコールをキメるおじいちゃんもいる事は普通の事)

一、店主のチラリと見えるサロンパスに人生の重みを感じ、感慨にふける
   (万が一「サロンパス臭」がしても食事のスパイスと捉える)

一、店構えから店内に見える生活臭を人間ドラマとして味と共に楽しむ
   (おもいっきり見える洗濯物、雑多に置かれた家財道具やら広告の束などは

   生きている証)


そんな食堂が好きだ。